「完 子どもへのまなざし」復習 カテゴリ記事一覧
- 「完 子どもへのまなざし」の復習 72
2021.03.16
ご来訪ありがとうございます。きょうは、 あとがき についてメモしてみます。 *****「子どもと青年と家族の健康と幸せを願って」という命題を心に秘めて、児童精神科の仕事の道を、四〇年あまり歩んできました。『子どもへのまなざし』シリーズの最初の本から、もう一〇年が経ちました。そのあいだにも、子どもや青年を取りまく環境は急速に変化してきました。不幸な事柄の報道も、あとを絶ちません。家族の... - 「完 子どもへのまなざし」の復習 71
2021.03.15
ご来訪ありがとうございます。きょうは、 十 教えられたこと、思い出すこと から、 【思い出す母の姿】についてメモしてみます。 *****経済的には非常に貧しい、ブータンという国の記事が新聞にでていました。ブータンの国民一人当たりの年収は、日本にくらべれば五〇分の一にしかならないのに、国民の九〇パーセント以上の人々が、日常生活を幸福だと答えているというのです。その理由の一番は、村中の... - 「完 子どもへのまなざし」の復習 70
2021.03.14
ご来訪ありがとうございます。きょうは、 十 教えられたこと、思い出すこと から、 【教えることは学ぶこと、君たち大変だねえ】についてメモしてみます。 *****高校で、何人もの先生に多くのことを学びましたが、化学の高田徳二郎先生のことが、まず頭に浮かびます。先生は試験の前になると、「かならず、しっかりと勉強をして、よい答案を書いてほしい」と熱心に語りかけました。「君たちの試験ので... - 「完 子どもへのまなざし」の復習 69
2021.03.13
ご来訪ありがとうございます。きょうは、 十 教えられたこと、思い出すこと から、【生徒に親切な思い出を】 についてメモしてみます。 ***** 一九四五年の敗戦をはさんで、高校を卒業するまでの一〇年間を、私は滋賀県の過疎の村ですごしました。貧しい閑村に非農家として疎開していた私たちの生活は、極貧をきわめていました。子ども心に記憶されているものとして、私たち兄弟が学校に持参する... - 「完 子どもへのまなざし」の復習 68
2021.03.12
ご来訪ありがとうございます。きょうは、 十 教えられたこと、思い出すこと から、 【やりたいことより、期待されていることを】についてメモしてみます。 *****バンクーバーに留学したとき、精神分析学の高名な学者で臨床者のカール・クライン先生にも教えていただきました。ライフサイクルモデルで著名なエリク・H・エリクソンと親友でした。先生をとおしてエリクソンの業績や、フロイトの精神分析の講義を...