2020年06月 月別アーカイブ記事一覧
- 「子どもへのまなざし」を読む 3
2020.06.30
『子どもを取り巻く社会の変化』 大きく変わった日本の社会 戦後の日本経済の発展はめざましいものがあります。とくに1960年(昭和35年)以降の高度成長は、日本の社会のさまざまなところで、大きな変化をもたらしました。 それ以前は、農業や漁業などの第一次産業に従事する人が中心の社会で、それぞれの地域社会には、昔ながらのつきあいが残っておりました。 1950年ころでも、就業人口の約26パーセントは、まだ... - 「子どもへのまなざし」を読む 2
2020.06.29
人間の基礎をつくるだいじな時期 乳幼児期が基礎工事のときで、その後の時期を、たとえていいますと小学校、中学校、高等学校、大学、あるいは大学院、留学などというのは、あとから造っていく建築の部分です。そういう意味から申しますと、小学校や中学校ぐらいが柱や床かもしれませんし、高校ぐらいになりますと外装の工事とか屋根の瓦など、そんなものかもしれない。大学や大学院、留学なんていうのは、内装工事かもしれませ... - 「子どもへのまなざし」を読む 1
2020.06.28
『乳幼児期は人格の基礎を作る時』 私は幼稚園、保育園に直接でかけ、あるいは各地の市町村での、乳児保育、幼児保育をしている人たちとの勉強会に出席して、保育者や若い母親たちとよくおつきあいをしていますが、子どもたちが10人いますと、人を信じる力、そういう感情の豊かさや貧しさというのは、十人十色であるということがよくわかります。そして人を信頼できるということが、豊かな人間関係をつくるための基本であり、... - 「育てにくい子」と感じた時に読む本から 4
2020.06.27
第1章 悩み多き時代の子育てだからこそ 続き*佐々木流の「過保護」の考え方「子どもを育てるときは、その子がしてほしいと願うことなら、何をどのくらいやってあげてもいいとわたしは思っています。十分に手と心をかけてあげていいのです。『過保護になってしまうんじゃないか』と心配される方が多いですが、実際に『過保護な親』はものすごく少ないと、わたしは思います。 現在の親のほとんどは『過干渉』です。過保護と過干... - 「育てにくい子」と感じた時に読む本から 3
2020.06.26
第1章 悩み多き時代の子育てだからこそ 続き*子どもの個性はいろいろです。育てにくいのも、いっときのこと「わが子の育ちについて悩んでいらつしゃるお母さんの声を聞くと、多くの場合『育てにくい』という意識が非常に強いと感じます。ほかの子が『はい』と言うところで言わないとか、お母さんのそばから離れようとはしないとか、ささいなことで泣き始めて止まらないとか、それがなかなかおさまらないときに、『育てにくさ』... - 「育てにくい子」と感じた時に読む本から 2
2020.06.25
第1章 悩み多き時代の子育てだからこそ 続き*「ありのままのわが子」を受け止められなくなるのはなぜ?「子育てとは、人間関係をつくっていくことにほかなりません。『子育てが難しい』と言う場合、子どもを育てるテクニックが下手というわけではなく、子どもとの人間関係をつくることがうまくないということなんです。それは、他者との関係全般にも言えることです。 親子にしろ、夫婦にしろ、『家庭の中の人間関係だけが成熟... - 「育てにくい子」と感じた時に読む本から
2020.06.23
先週、3つの保育園にお邪魔して、10数人の園児さんの相談をし、金曜日はコロナのために開かれなかった母子教室が3か月ぶりに開かれて、8人の幼児と8人のママさんと3人のパパさんが来てくださった。 日曜日は、奥様の言う通り畑作業と植木屋さんのまねごとで、よくよく体力を消耗したようで、月曜日出勤したけど咳は出る、体は重いので、午後は自宅に戻り寝ることにしました。 夕飯もそこそこに布団に入ったら、今朝になっ... - 佐々木正美先生がNHKで取り上げられていた
2020.06.21
まだ読みたい本が決められない。もう少し時間がかかりそうです。 livedoorのブログに「正美のまなざし」として「佐々木正美コラム」が続けられているのを見つけていろいろ見ていたら、YouTubeに動画もアップされていました。 佐々木先生の肉声を聞くのは、大昔、安田生命でやっていた児童精神医学講座で自閉症についての研修を受けて以来です。 興味深いテーマでお話をされています。 時間をかけてゆっくり聞きたいと思いま... - 子育てのコツ満載!児童精神科医・佐々木正美さんの名言10選
2020.06.20
佐々木先生の本を読み進めたいと思っていますが、著書がたくさんあり迷っています。 ネットに表題の見出しが目に入ったので、昨日までの整理もかねてお借りしてきました。 *****************************子育てには順番があります。うれしい気持ちをたくさん味わった子は、人の悲しい気持ちも分けあえるようになります。お兄ちゃんだから、と大切にされた子は、妹や弟を大切にできます... - 「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読む 49
2020.06.19
9章 子どもが思春期を迎える前に知っておきたいこと (続き)*自分を大事にされてきた子どもが、友だちを大事にする「現代っ子が人間関係が非常に希薄だということの背景にあるのは、 一般論的に言えば、自分が本当の意味で大事にされてこなかったということです。自分が大事にされていないのに他の人を大事にできるなんて人はいないわけですから。 ですから友だち関係が下手なんです。 自分を大事にされてきた子どもが、友...