2022年07月 月別アーカイブ記事一覧
- 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 24
2022.07.29
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * 心の安定があってこそ栄養が身につく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 栄養価の高いものを食べさえすれば、子どもは正しく成長する、 とお母さんは考えがちですが、 そうとばかりはいえない興味深い研究結果があります。 それは、ドイツの小児生理学の本の中に紹介されている話です。 子どもたちを、ひじょうに自然環境のよい施設に入れます。 そこで正しい栄養... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 23
2022.07.28
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * 三歳からの「どうして?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 子どもが三歳から四歳くらいになると、 さかんに「なぜ?」「どうして?」と質問して親を悩ませます。 うるさいと思うときもあるかもしれませんが、 この「どうして?」という質問は、 漠然としてはいるが因果関係に興味を持ち始めたしるし として受けとめてやってください。 世の中のできごとには原因があって... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 22
2022.07.26
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * ″心のサイズ″とおもちゃの年齢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 市販のおもちゃには 「何歳用」などと表示されたものが、少なからずあります。 しかし、私はいつも疑間に思うのですが、 おもちゃの「何歳用」という基準は、どうやったら決められるのでしょう。 たしかにある年齢なら、だいたいこんな遊びができる という目安はありますが、 一つのおもちゃから、 ... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 21
2022.07.25
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * 無限の空想と発想を呼び起こす「おもちゃ」を ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一日一日成長していく赤ちゃんにとってはたいせつな 自分の興味をひいたこと、やることすべてが、 大人たちからみればつまらないことや遊びですが、 子どもにとっては、けっしていわゆる遊びでやっているのではありません。 知能や運動能力を伸ばすための大切な仕事でもあります... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 20
2022.07.22
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * きょうだいげんか ・・・・・・・・・・・・ おもちゃの取り合い、悪口の言い合いなど、 自我自尊の感情を害する刺激があると、 これを抑制するという高度な脳の働きがまだないので、 年のあまり違わないきょうだいのあいだでは、 ちょっとしたことが原因ですぐけんかが始まります。 大きな声で泣いたりわめいたり、取っ組み合いになると、 最初はそばで黙って見ていたお母さん... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 19
2022.07.21
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * 仲間はずれにしたくないなら ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 公園の砂場などで、 仲間からはずれて一人つまらなそうにしている子どもを見かけることがあります。 集団の中に入れずにいる子どもです。 集団に入れない子どもに共通しているものとして、過保護の場合が考えられます。 たとえば、幼稚園に行く前に洋服を着替えるとき、 もう自分でできるはずなのに、 いち... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 18
2022.07.20
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * けんか ・・・・・・・ 子どもが友達と遊ぶようになるのは、本能的に集団欲が目覚めてくるからです。 この時期は、だいたい三歳をすぎるころからと考えてよいでしょう。 二歳時代は、いわゆる″平行遊び″で、 二人で同じ場所で遊んでいても、 お互いにルールを守る遊び方などほとんどありません。 たとえば、同じ砂場で遊んでいても、 二人で協力して何かを作ろうとはしません。... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 17
2022.07.19
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * 困ったクセ ・・・・・・・・・ 子どもが三歳くらいになると、 お母さんにとって気になる癖が出てくるようになります。 その代表的なものに、指しゃぶり、つめかみ、 目をパチパチさせること、オナニーなどがあります。 私の診察室に来た女の子は、 もとはビンク色だったろうと思われる、 ふちがボロポロになって、うす汚れたタオルをしっかり握りしめていました。 夜は、... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 16
2022.07.18
第一章 幼児の心の発達と体の成長* バランス感覚を身につける ・・・・・・・・・・・・・・・・ 電車に乗ると、 ちょっと手を握ってやればちゃんと立っていられる年齢の子どもでも、 日本のお母さんは、自分は立っても子どもを座らせようとします。 子どもも座るのが当たり前と考えるのでしょう、 座れないと不平を言っている子もいます。 そうやって育ったせいか、日本ではお年寄りや妊婦が立っていても、 若い男... - 新「育児の原理」あたたかい心を育てる 15
2022.07.15
第一章 幼児の心の発達と体の成長 * 個人差が大きい三歳児 ・・・・・・・・・・・・・・ 外遊びが盛んになったり、幼稚園に通い始めるなどすると、 母親のほうも同じ年齢の子どもに接する機会が多くなります。 そして、無意識のうちに、子どもを他の子どもたちと比較していることでしょう。 そんなとき少々遅れているように見えても、けっしてあせることはありません。 おませさんがいたり、赤ちゃんぽい子がいたり...