「3歳までのかわいがり子育て」を読む 17 - かわいがり子育て

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「3歳までのかわいがり子育て」を読む 17

 エピローグ

 色とりどりの愛に包んで


 世界人類のための仕事より 

 ひとりの子どもを

 愛し続けることに価値がある。


子どもは三歳までに一生分の恩返しをする」という言葉があるそうです。子どもがそこにいるだけで親は大きな幸せを感じることができるという意味ですが、昔の人はちゃんとわかっていたのですね。

 そのままでいいという受容の愛を感じます。

 残念なことに最近は、子どもを幸せにしようと願うより、子どもから幸せにしてもらおうという、という親が多いように思います。

 (中略)

 幸福になりたかったら幸福にしたい人をもつことです

 子育てには悩みやつまづきも、困難もあるでしょう。しかし「子どもを幸福にしたい」と思っていると、自分が幸福になる。

 しかも、たったひとりの目の前の子どもを愛し続けるということは世界人類のための仕事に比べても引けを取らない価値があるのです。

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 「子どもは三歳までに一生分の恩返しをする」という言葉、わたしは寡聞にして知りませんでした。でも、自分の子どもが生まれた遠い昔のことを思い出すと、この時期の子どものかわいらしさ、いとおしさに親であることの喜びを感じていたことを思い出します。

 そして、「幸福になりたかったら、幸福にしたい人をもつことです」という一文も胸に突き刺さります。幸福にしたい人をもつということは、人の幸福を願うということですね。わたしが幸福にしたい人は誰だろう・・・・・なんて。

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 いくつになっても 

 やり直しはできる

 赤ちゃんに時間を戻します。

 思春期に非行に走ったり、友だちにらんぼうするなどの問題行動を起こしている場合、その子どもの多くが親とも関係に問題を抱えています。十分に甘えさせてもらった経験がない。過保護にされずに育ち、自分も親も信頼することができないことがその原因です。

 もし、自分の子育てが自己愛が強い、あるいは母性性を十分に与えてあげられなかったかもしれないと思っても、不安に思うことはありません。そう思ったときからやり直しをしていけばいいのですから・・・・・。

 どこからやり直すか。

 赤ちゃんのころのギュッと抱きしめるところや、夜眠るまで手を握ってあげるところまで戻る。

 思春期の子どもだって、ほんとうはお母さんに抱きしめられることは嫌いではありません。

 スキンシップがむずかしいなら、心のスキンシップ。子どもに「うざい」と言われても、こちらから話しかけ、どんどん子どもにくっついていけばいいのです。

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 前項と共通していますね。どれだけ、子どもに思いを寄せられるかということではないでしょうか。誰を幸福にしたいのですかという問いかけに答えることでもあるのです。

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 色とりどりの愛に包まれて 

 子どもは成長していきます。


 一生懸命子育てをしているお母さんは、つい自分ひとり、あるいは夫婦二人だけでわが子を育てていると思ってしまいます。責任重大です。失敗は許されないと思ってしまいます。

 でもそうではありません。

 子どもは、何枚もの色とりどりの薄いベールに包まれて成長していきます。おじいさんやおばあさん、お隣さん、保育士さん、幼稚園の先生など、子どもを囲んでいろいろな人がいろいろな役割を果たしてくれています。

 (中略)

 子育ては、親だけでやれるような単純なものではありません。

 いろいろな人の手が必要だという自覚をもっていろいろな人と交わって欲しいと思います。

 子どもの教育は親だけがやっても不完全ですし、他の人もやってくれます。だから、親は教育者ではなく保護者として子どもを思いっきり甘えさせてかわいがってあげてください

  

 わたしの大好きな相田みつおさんの言葉には、子育てにぴったりのものがたくさんありますが、最後に一つだけ紹介しましょう。


 放任でも過干渉でもない子育てとは・・・

遠くから見ている

 いらないことは、しなくていいんです。


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 何回も読み直していたつもりでしたが、改めて皆さんにお勧めしたくて読み直してみると、何気に読み過ごしていた個所に気づきます。

 200ページ少しの文庫本ですが、子育ての相談に携わる際にはいつもわたしと一緒です。そして、お母さんとの話の進み具合をみて、お勧めをします。

 このブログを見てくださった皆さんで、もし手にされたことがありませんでしたら、一度手に取って読んでみてください。

 そして、この本を子育て中のお母さんにすすめていただきたいと願っています。 

 次回からは、かわいがり子育てをめぐって、思いつくことを書いていきたいと思っています。

お付き合いありがとうございました。

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