ありがとうの神様 13 - かわいがり子育て

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ありがとうの神様 13

 第8章 すべてを受け入れる から

「3秒で」で、どんな悩みでも

 解決する方法 の一節です。


     *****

 私は、30歳のときに結婚しました。

 子どもを授かったのは、33歳のとき。


 生まれてきた子どもは、「知的障害児」でした。

 医師から、「手術をしても、薬を飲んでも、

 リハビリをしても治りません」と宣言をされたあと、

 私の視力から、「色」が奪われました。

 その医師を含む部屋中の風景が、モノクロになっていたのです。

 白黒だけの世界です。


 当時の私は、苦しみの中にいました。悩んでいました。

 なぜなら、子どもに障害があるという事実を

「受け入れることができなかった」からです。


 私の子ども「慶子」が生まれて半年ほどたったある日、

 私が目にした新聞記事のひとつに、

 次のようなことが書いてありました。


「新生児の600人に1人は、障害を持って生まれる。

 ということは、将来、自分の子どもが障害児として

 生まれてくる可能性がある。

 そのときのための心構えを持っていたほうがよい」


 私は、この短いコラムを読み終えたあと、こう思いました。

「慶子ちゃん、うちに生まれてきてよかったね。

 私は障害がある子をいじめたりしないし、

 私の妻もやさしい人だから、差別をしたりはしない。

 慶子ちやんは、そういう両親を選んで生まれてきたんだね」


 そう思った瞬間、失っていた視力の「色」が戻りました。

 風景に色が付いたのです。

 私自身が「障害」や「障壁だ」と思っていた大きな悩みは、

「私の認識だけの問題」でした。

「慶子ちやん、よかったね」と受け入れた瞬間に、

 その問題は消滅したのです。


 私たちが、目の前に起きている現象を受け入れれば、

 悩みも、苦しみも、存在しません。

 私自身が慶子に対して、

「この子はこれでいい。この子はこれで十分に幸せではないか」

 と受け入れた(感謝した)瞬間、私の悩みはなくなりました。


 どんな悩みも消し去る「3秒」の方法があります。その方法とは、

・1秒目……過去のすべてを受け入れること

・2秒目……現在のすべてを受け入れること

・3秒目……未来のすべてを受け入れること

 これで終わりです。


 自分に起きたことやこれから起きることは、

 すべて自分が成長するために必要だと思うこと。

 目の前の状況を受け入れれば(感謝できれば)、

 悩みも苦しみもなくなって、ラクに生きることができるでしょう。

     **********

 小林正観さんほどのお方でも、お子さんの障害を受容するのに、時間がかかるのですね。私の娘は、7か月の早産でした。すぐに保育器に入れられて小さな体に、チューブが刺され必死で息をしていました。児童相談所に勤めていて、多少は知識もあったので、未熟児網膜症になるのではないか、あるいは、脳性麻痺の可能性もあるのではないかなどなど、頭にこびりついて離れませんでした。当時、ドーマン法という、アメリカの療法士が提唱した障害児の療育方法が紹介されていて、その本を読んだこともあったので、もしも何か障害が出てきたら、娘を連れてアメリカに行こうとまで思っていました。

 幸い、娘は何事もなく成長しました。

 すべてを受け入れる、自分のことも、子どものことも、周囲の人々のことも、少しでもそうなるよう「ありがとう」を言い続けます。

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