子どもの「花」が育つとき 36 - かわいがり子育て

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子どもの「花」が育つとき 36

第3章 ふたばのころ   ◆4、5か月ごろ~1歳半ごろ◆
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 * ひとり遊びから自信が生まれる
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この時期、大切なのは「ひとり遊び」です。
お子さんがひとりで夢中になって遊んでいるときは、
お母さんはそばで、手も出さず、口も出さないでいただきたいのです。

子どもは遊びながら、想像したり、工夫したりする能力を伸ばしていきます。
「楽しく遊ぶこと」が刺激となって、脳のいろいろな部分が発達していきます。
子どもにとって、遊ぶことそのものが勉強なのです。
ところが、そんなときに、「ひとりっきりで遊んでいてはかわいそう」と、
お母さんが必要もない抱っこをしたり、遊びに割り込んだりすれば、
遊びを中断することになります。
これは、子どもにとってはとても迷惑な話です。
そうやって遊びをたびたび中断されたり、いつもお母さんが手伝ってあげていると、
子どもはひとり遊びが上手にできなくなるばかりか、 ´
集中力が養われず、
依存心の強い子になりかねません。

ですから、ひとり遊びをしているときは、
手を出さずに見守ってあげることです。
やがて、子どもは、ひとり遊びに飽きたり、寂しくなったりして、
お母さんのところへやって来ますから、
そんなときは笑顔で抱っこをしてあげてください。
それが、いちばん願わしい対応です。

寂しくなったときに、お母さんが、
「大文夫、いつでも私はここにいますよ」
と、笑顔で子どもを受け止めてあげると、子どもはとても安心します
そして、子どもの気がすんでから、
おもちゃを見せて、しばらく一緒に遊んであげたりすると、
お子さんは、再び、ひとり遊びを始めるでしょう。

子どもは、こうしたお母さんとのやりとりのなかで
「困ったときにはいつでもお母さんがそばにいる。
だから、お母さんから離れていても大丈夫」と学んでいきます
それが子どもの自信につながり、
やがて小さな第一歩が踏み出せるようになるのです。

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 お子さんとのかかわりの仕方の中で、とても大切なお話のような気がします。お子さんの傍らにいて、見守りながら手を出さずにいるというのは、実は簡単なようで難しいですね。つい、声をかけたり、手を出したりしがちです。ウィニコットの言うところの、フィーリング・オブ・セキュリティ(安全感)の獲得とも関連しているのではないでしょうか。寂しくなったり、何か不安になったり、そんな時、「大文夫、いつでも私はここにいますよ」と、笑顔でけ止めてもらえる体験のいかに重要なことか再確認しています。
 早、週末です。今日は、昔、お世話になった保健師さんに頼まれて、お母さんの集まりでお話をさせていただきました。佐々木正美先生や内藤寿七郎先生の本の紹介をしながら、乳幼児期の母子関係の大切さのお話をいたしました。こうして、改めて先人の教えを学ばせていただいていることが、多少なりとも、若いお母さん方の子育ての参考になれば嬉しいことだと思いながら帰ってきました。私にとっては、良い週末になりそうです。皆様もよい週末をお過ごしください。週明けにまたお出かけくださることをお待ちしています。今週もありがとうございます。
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