子どもの「花」が育つとき 39 - かわいがり子育て

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子どもの「花」が育つとき 39

第3章 ふたばのころ   ◆4、5か月ごろ~1歳半ごろ◆
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 * 子どもにけがをさせてしまったとき
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赤ちゃんがハイハイをしだして、自分であちこち動けるようになると
子どもの行動範囲がぐんと広がり、危険なことも増えてきます
運動能力がぐんぐん伸びて、
昨日までできなかったことが、きょうはできるようになり、
大人が知らないうちにつかまり立ちをしたり、歩きだしたりします。

お母さんはぜひ、お子さんの目の高さ、手の届く高さで家の中を見直して
危険なことはないか、しっかりと点検していただきたいと思います。
そして、危険なものや大切なものは、
赤ちゃんの手の届かない場所にしっかり保管しておいてください。

しかし、お母さんがどんなに気をつけていたつもりでも
ちょっと目を離したすきに、事故が起きてしまうこともありえます。

あるとき相談に見えた9か月のお子さんのお母さんも、
お子さんの足の甲にやけどをさせてしまったと悩んでおられました。
それ以来、そのお母さんは、なにかというと、
子どもに「ダメー」と、繰り返し言うようになってしまったそうです。
二度とこのような事故を起こすまいと思うあまり、
お母さんは、お子さんの行動に対してとても神経質になってしまったのです。
私がお子さんの足を見て、
「大きくなるにつれて、やけどの跡はわからなくなります。
心配なさらないで大文夫ですよ」
と申しましたら、お母さんは、とても安心なさったようです。

やけどの跡よりも、むしろ私が気になったのは、
お母さんのその後のお子さんへの接し方でした。
そのお母さんのお気持ちはとてもよくわかるのですが、
ダメーの連発は、やはり感心できません

それに、言葉でのしつけができるのは、3、4歳くらいからです。
それまでは「ダメ!」「いけません」と言っても子どもには理解できません。
お子さんが危険なことをしそうになったら、「ダメー」と叱らずに、
抱っこしてその場から離れるのが最良の方法です。

どうしても「ダメーと言いそうになったら
言葉に出さずに、お母さんの頭の中でダメーと叱ってください。
そして、お子さんには、「ダメー」という、「表情」だけを見せてください。
それだけで、お子さんには、十分お母さんの気持ちが伝わります

ところで、数か月後、そのお母さんからこんなお手紙をいただきました。
「子どもにやけどをさせて以来、
やけどの跡が目に入るたびに罪悪感を感じ、
子どもがのびのびと動き回るのを制止していました。
でも、先生に見ていただいたおかげで、いまではやけどの跡も、
『ただの傷。のちのち治る』と思えるようになりました。
これから子どもが成長する過程で、
今回のやけど以上に大きなけがや病気にあうこともあるかと思いますが、
内藤先生にアドバイスしていただいたように、
子どもをかまいすぎないように気をつけて、
この経験をこれからの子育てに生かしていきたいと思います」
うれしいお便りでした。

子どもがのびのびと育つか、神経質に育つかは
お母さんの接し方ひとつで決まると言っても過言ではないのですから。

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 今日のお話、胸に落ちますね。お子さんから、目を離さないようにどんなに注意をしていても、絶対はありませんね。取り返しのつかない事故にだけは合わせないように、まずは、家の中や家の周りを点検して、想定外の事故だけは、あらかじめ防止をしておきたいと思います。それと、「ダメー」を言いそうになったらどう対処したらいいかというお話は、参考になりました。「ダメー」という、「表情」だけを見せるというのはいいですね。「ダメー」はよくないですと言われると、そのことだけに囚われてしまって、大事な対応が手抜かりになってしまっては困ります。覚えておいて、機会があればお母さんにお伝えしたいと思います。
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