子どもの「花」が育つとき 58 - かわいがり子育て

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子どもの「花」が育つとき 58

第4章 つぼみのころ  ◆1歳半ごろ~2歳半ごろ◆
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 * 「ダメ」「いけません」
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「ダメ」「いけません」の意味がわかってくるのは、だいたい3歳くらいからです。
そのときになったら、「ダメ」という言葉が大変有効です。
この時期のお子さんは、
「どうしてダメなのか」、簡単な原因と結果がよくわかってきます。
そのときまで、「ダメ」「いけません」はとっておきましょう

しかしこれには、むやみに叱らないというのが前提です。
10回叱るところを、1回、2回と、たまに叱るから効果的なのです。

また、1、2歳のころから、しょつちゅう親に「ダメ」と言われている場合も、
お子さんは、この言葉に慣れてしまって、効果がないことが多いものです。
親から何回も言われていることですから、
子どもは、「また例の『ダメ』か」と耳にタコができてしまい、反応しません。
親の言うことをちっとも聞かないばかりか、
わざと悪いことをやってみたり、しつこく繰り返すことにもなります。
そうなると、お母さんもついカッとなります。
自分のかんしゃくを抑えようと、
子どものほおをぶってしまうこともあるかもしれません。
そんなときの親の顔は、本当に怖い形相に違いありません。
それを見た子どもはおびえてしまうでしょう。

これは大変によくないことです。
子どもは、親に対する反抗心、恐怖心、不信感を強めていき、
叱られたことを改めるどころか、
次からは、母親のいないところで、よくないことをするようになります。
そして、その子が親になったとき、自分もそうされて育ったのだからと、
我が子にまた同じことを繰り返していくという、
恐ろしい悪循環が生まれることもあります。

ときには、お母さんも、
どうにも腹が立って仕方がないということもあるかもしれません。
そんなときには、
お母さんの気持ちがおさまるまで、子どもから離れてみてください。

ひと呼吸おいて、振り返ってみると、
お母さんの気持ちも落ち着いてくるはずです。
私は原則的に体罰は認めていませんが、
「でも、どうしても子どもをたたいてしまいそうになる……」
そんなお母さんには、ヒントを差し上げます。

お母さん、どんなに腹が立っていても、
決して、いきなりお子さんの手や顔をたたいてはいけません。
子どもを後ろ向きにさせて、パンツを脱がせてから、
お尻をたたくようにしてほしいと思います。
そういう手間を経て、少しでも時間が立つと、
お母さんのかんしゃくも少しは落ち着いてきます。
それに、お子さんにお母さんの怖い顔を見せずにすみます。

子どもは、かわいいだけのおもちゃではありません
親は、ときに忍耐や我慢を強いられます
子どもの成長を願うのであれば、
お母さん自身も人間として成長していかなければいけません。

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 かつて、児童相談所で仕事をしていたものとしては、今日のお話は育児をしていくうえで、最も気になることの一つです。国全体でも、我が県んでも児童虐待は後を絶ちません。虐待の捉え方というか、範囲が広げられていることもあるのかもしれませんが、子どもを思いどおりに言うことを聞かせたいというとんでもない親の思い違いが根底にあるからなのでしょう。育児の神様と言われる内藤先生ですが、今日のお話の中で、一つだけ気になるところがありました。「お母さん、どんなに腹が立っていても、決して、いきなりお子さんの手や顔をたたいてはいけません。子どもを後ろ向きにさせて、パンツを脱がせてから、お尻をたたくようにしてほしいと思います。」というくだりです。お尻を叩くというのも体罰にちがいありません。「しつけ」としての体罰も虐待に当たると今は考えられるようになりました。お尻を叩くこともやめていただきたいと思います。子どもを信頼するという言葉の意味の重さに心したいと思います。
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