子どもの「花」が育つとき 62 - かわいがり子育て

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子どもの「花」が育つとき 62

第4章 つぼみのころ  ◆1歳半ごろ~2歳半ごろ◆
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 * 「NO!」と言える勇気
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友達からおもちやを取られても、ぶたれても、
いや!と言えない子どもがいます
お母さんから見れば、「なんてふがいない」ということになるでしょうが、
「どうしてあなたはいつもやられっばなしなの―」
と子どもを責めるのは、酷というものです。

子どもだって、本当は「NO!」と言いたいのです
でも「NO!」と言えないから、黙つて引き下がって泣くのです。
その悔しさを、お母さんは察してあげてください。
いやと言えなかったのね
と、まず子どもの気持ちに共感して、子どもの自我を認めてあげる。そのうえで、
でも、いやなことをされたら、今度は『いや』と言ってみようね
と、励ましてあげてください。

そして、おもちゃを取った子どもには
こういうことはやめようねと優しく諭して
みんなで一緒に遊ぼうか」と、ほかの遊びに誘導してあげるといいですね。
ほかの子どもに注意するのは、少し勇気のいることですが、
自分の子どもだけがあなたの子どもではありません
どの子も、大切な、みんなの子どもです

子どもに、もともと「悪い子」はいません。
乱暴した子どもは、たとえば、下にきょうだいができて、
イライラしているだけなのかもしれません。
「うちの子はいじめられた」などと、
あまり目くじらをたてないことも必要です。
そもそも子どもは、おもちゃを取った取られたというなかで、
社会性を身につけていくのですから

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 週明けでしたが、昨日は取り掛かれませんでした。今日は、その分も読みたいと思います。
 友達の言いなりになってしまう我が子を見るのは、親にとっては気になりますね。「NO!」と言えないことが、「いじめ」にいずれつながっていくこともないわけではありません。おもちゃを取った取られたというなかで、社会性を身につけていくことは間違いことですが、そのための対処について具体的にどのように言葉をかけていくかについても、日ごろから考えておく必要を感じます。
 学齢時になると「いじめ」の相談を受けることはありますが、私にとっては、この年齢のお子さんの子育て相談の中で、出会いそうで出会ったことのない相談です。改めて、じっくり考えてみたいと思います。


 * 人として自信と勇気を持たせたい
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うちの子、弱虫で困ります
と嘆くお母さんは、とくに男の子の親に多いようです。
「花火などの大きな音におびえる」「虫を怖がる」など、
なんとかなりませんかと、相談に見えます。
こんなとき、お母さんのほうが、大きな音にびっくりして
声をあげたり、虫を怖がったりする場合が多いのです。

お母さんがミミズを見て「キャー」と叫んで怖がれば、
子どももミミズ嫌いになります。
要するに、子どもの前で、お父さんなりお母さんなりが、
ある事柄におびえたり、大騒ぎをしたりすると、
そのときの記憶が残り、子どもも同じことにおびえるようになります。
とはいえ、親にとっても、怖いものは怖い……。
それを怖がるなとは言えませんが、
子どもの前で、ことさらに騒ぎ立てないほうがいいでしょう。

さて、「大きな音におびえる」「虫を怖がる」などは、
成長するにつれて解消していくこともあります。
けれども、人間の持つ真の勇気というものに関しては、
「三つ子の魂百まで」の言葉どおり、
幼児期に養われないと
大人になってからではなかなか持ちにくいものだと思います。

そして、往々にして、
何事においても、親に甘やかされて育った子どもは、
この真の勇気というものはなかなか育たないようです。
親が子どもに密着していて、子どもの自立を妨げてしまうと、
子どもは、いつまでたっても自分に自信を持てません
そして、自信のない子どもは、何かに立ち向かう勇気も育ちません
たとえば、いじめっこに「NO!」と言う勇気
それから、自分に非があったときに、それを潔く認める勇気――
蛮勇も困りますが、卑怯であることはもっと見苦しいものです。

1歳半ごろになれば自我も芽生え、
お母さんべったりの世界から、少しずつ外へ向かって足を踏み出していこうとします。

「なんでも自分でやってみたい。
お母さんには、離れて見守っていてほしい。そして、困ったときには助けてほしい」
そう思っています。
そんな気持ちを理解してあげてください。

いままでできなかったことがひとりでできたとき
子どもは大きな満足感と達成感を持って
次のさらなる一歩を踏み出すことができます。
その小さな積み重ねが、自分に対する自信へとつながっていきます。
そして、自分に自信を持つ者は、決して卑怯者にはなりません
自信と勇気に満ちて、子どもたちには力強く21世紀を歩んでほしいーー
心からそう願います。

     **********
 「NO!」と言える勇気に続くお話です。どうやら、真の勇気は幼児期に養わないと、大人になってからは身に付けにくいもののようですね。幼児期に真の勇気を養うために大切なものは、自分に対する自信が持てるようにしてあげることであり、それは、1歳半ごろから芽生える自我を尊重し、子ども自身の自立への歩みを尊重し、信頼し、離れて見守りながら、助けが必要な時にはいつでも手を差し伸べられる、そういう親子の関わり方が求められるようです。
 残念ながら、虐待も少しも減る兆しが見られませんし、いじめもなくなるようには思われません。
いじめっこに「NO!」と言う勇気を持てる子どもに育てていきたいと、心から願いたいですね。

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