子どもの「花」が育つとき 63 - かわいがり子育て

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子どもの「花」が育つとき 63

第4章 つぼみのころ  ◆1歳半ごろ~2歳半ごろ◆
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 * ほかの子との比較が子どもを傷つける
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このころ、お母さんが気になさるのは、言葉が早い遅いという問題です
1歳半で大人との会話が成立する子ども、
3歳になってもまだまだ二語文ぐらいしか話せない子ども――
一般的に男の子のほうが若干遅いようですが、それでも発達の仕方はさまざまです。

機能的な問題が何もなければ
いまはしやべれなくても、少しずつ言葉も覚え、
そのうち、うるさいくらいにしゃべるようになります
ましてや、ほかの子どもができるからといって、
あれこれ言葉を教え込むのは感心しません
そのことが子どものプレッシャーになり、のびのび育たないおそれがあります。
また、お母さんが教えなくても、お母さんや同じ年齢の子がすることを見て、
それを真似しながら、子どもは自然に覚えていくものです。

それに、言葉の遅い子どもは
じっくりと頭の中で考えているので、なかなか思慮深い人になるという説があります。
とにかく、お母さんが「どうしたのかしら」などと心配せず、
どっしり構え、子どもの言い分を存分に聞いてあげるという姿勢が必要です。
そうすると、時機が来れば、子どもは安心して話しだすでしょう。
なにより大切なのは、ほかの子どもと比較しないことです。

言葉以外にも、
「おたくのお子さんは、おりこうさんねえ。
それに比べてうちの子は、聞き分けがなくて、わがままばっかり
「やっぱり女の子のほうが手がかからなくていいわよねえ
うちは男の子だし、大変。乱暴だし、毎日うるさくて……」
こうしたお母さん同士の会話は、珍しくありません。
自分の子を謙遜して言ったつもりなのでしょうが、
それを聞いたお子さんは、どんな心境でしょう
まだ言葉がしゃべれないから、大人が何を言っているのか、理解できないと、
お母さんは思っていらつしゃるかもしれませんが、
お子さんは、自分が話題になっていることをちゃんとわかっています

お子さんは、親が思っている以上に、物事に敏感に反応します。
とくに、世界でいちばん信頼し、愛し、
自分を無条件に受け入れてくれると信じているお母さんの
軽はずみな言葉は、お子さんを深く傷つけます
自分は駄目な人間なんだと、自信をなくして引っ込み思案になったり、
自分を否定的にとらえて、他人の中でも気後れを覚えがちになるでしょう

よその子と比較する前に、
お母さんは、お子さんの気持ちになって考えていただきたいのです。
たとえば、お母さん自身のことを、ご主人がほかの奥さんと比べて、
劣っている点や文句などを言ったとしたら、どんな気持ちでしょう。
決して冷静ではいられないでしょう
ご主人が信じられない、という気持ちになるに違いありません

どんなお子さんにも、それぞれ個性があって
すべての子が同じように発達し、考え、行動するものではありません。
同じような型にはまった人間がいくらできても、健全な社会とはいえません。
個性の違う人たちが集まってこそ、社会の発展が望めるものです。
むしろ、わが子が他人と違うことを喜ぶとともに、
その子のいいところを見つけてあげてください
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  今日のお話はとても大切なお話ですね。お母さん自身に気を付けていただきたいことですが、相談を受ける側の気を付けなければいけないことでもありますね。子育て相談では、当然のことながら、お母さんがお子さんのことで、気になることや心配なことをお聞きするわけですが、この位の年齢ですと、お子さんも一緒のことがむしろ多いですね。その時に、「うちの子は言葉が遅いのですが、遅れがあるのではないでしょうか?」とか「下の子が生まれて、おっぱいを上げようとするとやきもちを焼いて、邪魔をするんです。優しい子にするのはどうしたらよいでしょうか?」などとお母さんが口にすることはよくありがちです。
 まさに、内藤先生が指摘されている状況を、相談の機会に作り出すことになりかねません。十分に注意をしながらご相談に応じるよう改めて自戒しています。
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