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育(そだてる) 2

育(そだてる) ーお母さんの愛情が、頭と体を伸ばすー

     
1 お母さんの愛が、子どもの無限の可能性を伸ばす
  これだけは知っておきたい「お母さんの心得」
                ソニー・ファウンダー 最高相談役 井深 大
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 * お母さんの心得①
“いい子”を育てようという意志と愛情をもつ
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 私たちは、ものごとを計る基準の一つとして “いい”  “悪い”  というたいへん便利
な物差しをもっています。音楽にせよ絵画にせよ、あるいはテレビ番組などをとって
みても、会話のはしばしに口をついて出るのが、“いい”  “悪い” という形容詞です。 
しかし、この判断はきわめて主観的で、ある人にとってはいい音楽でも、ほかの人に
とっては悪い音楽であることもけっしてまれではありません。では、“いい母親”
 “いい子ども” という場合も、その評価は人さまざまで、一つの価値基準はないので
しょうか

 久しぶりに外国から日本に帰ってきた人たちが異口同音に口にすることの一つに、
日本の子どもの公徳心のなさがあげられます。公徳心などというと、いかにも道学者
めいた言葉に聞こえるかもしれませんが、要は、公の場に出たときに他人に迷惑をか
ることを、なんとも思っていないということを言いたいようです。よくあげられる
は、電車に乗るときに、列を乱して横から割り込んでいち早く座席を確保したり、
の席に座っている人の衣服を汚しても平気でいる子どもの姿です。そして非難の鉾
はきまって、それを許している母親に向けられるのが常です。

 このようなケースでは、ことがしつけの問題だけに “いい”  “悪い” の評価はそれ
ほど分かれませんが、あらためて “いい子” とはどんな子かと聞かれれば、それこそ
人それぞれの答えが返ってくることでしよう。
  “いい母親” も同様かもしれませんが、私は、この世の中で万人が万人ともに
 “いい”  “悪い” の評価が一致するのが親だと思っています。
  “いい母親” とは、わが子を、 “いい子” に育てようという強い意志と愛情をもっ
た親のことであるといっても、それほど異論は出ないでしょうか。 “いい子” につい
てはさまざまな意見の違いがあっても、わが子を自分が考えているいい子に育てよう
という意欲をもたない母親は、親として失格だといってもけっして過言ではありませ
。その “いい子” は、親が子どもを自由に“支配”できる三歳までの育て方によっ
て決まるというのが私の持論です

 アメリカの有名な心理学者であるT・ブルーナー博士は、いい親とは「言葉に先立
つコミュニケーションの方法をすみやかに設定し、それによって遊びと対話を促進す
る人たちである」と定義づけています。

 これを私流の言葉で言いかえれば、「『パターン時代』に、わが子をいい子に育て
ようと、意識的に子どもに働きかける親」ということになります。俗に、  “親がなく
ても子は育つ” などとなどといわれますが、 “育つ” と “育てる” には大きな違いがある
とはいうまでもありません。

 いまは、 “親がいても子は育つ” などといわれる時代ですが、母親に育てるという
強い意志と愛情がなければ、子どもはけっして “いい子” には育たないのです

     **********
 ソニーの創業者としてあまりにも有名な井深さんですが、幼児教育にも強い関心を向け、幼児開発を設立するとともに、育児についても著書を出版しておられます。一方、社会福祉にも力を注がれ、障害者が働ける工場『サンインダストリー』(後のソニー・太陽)の建設や、生産施設を備えた社会福祉法人「希望の家」(栃木県鹿沼市)への支援も行っています。
「 育児くらい崇高で素晴らしい仕事はない」という名言を残されてもいます。その井深さんの、育児論から、この本は始まっています。0歳から3歳までの、幼児の特徴を「パターン時代」と名付け、その時期に母親の関わり方がいかに大事かを力説しています。
 次項以降、具体的なお話が出てくると思います。興味深く読んでいきたいと思っています。お付き合いよろしくお願いいたします。
 

 
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