「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読む 26 - かわいがり子育て

かわいがり子育て ホーム »  » 子どもを伸ばすかわいがり子育て » 「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読む 26

「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読む 26

 4章 もし親が人とつき合うのが苦手だったら (続き) 

 親に心の傷があって子どもをかわいがれないとき

親が小さい頃に自分の親のもとで心の傷を負わされた場合、つまリトラウマがあることがあります。『子どもに暴力をふるってしまうということもありますがそんなときはどうしたら子どもと調和できるようになるのでしょうかという相談を受けたことがあります。」


 子育て相談をしていると、「子どもを叩いてしまうかもしれない」というお母さんや、「子どもをかわいいと思えない」というお母さんに出会うことは決して珍しいことではありません。

 具体的に、そう口に出さなくても、子どもにあまり関心を持っていなさそうなお母さんにも出会います。


「大切なのは、自分の気持ちの中にあるそういうものをじっと見つめてみることです。自分がこういうふうに育てられてきて、そうでない育児が簡単にはできないかもしれない。そのようなことを含めて自分をきちんと見つめる己分析をすることです。

 自分がどういう傷を負っているかということを意識して理解しないと直していけません意識化しないと、ただ衝動や感情のおもむくままに行動することになってしまいます。」


 そのような相談が寄せられた時の支援の基本について述べられています。しかし、相談の現場にいると、自分の力量の問題もありますが、実際は難しいです。

 子どもとのかかわり方が適切ではないとわかっている。多くの場合は、自分の親との関係の中で未解決の部分がそのままになっている。端的に言えば、自分の親を許せないというような場合です。

 お子さんの相談をしながら、お母さんにご自分の両親との関係を聞くこともよくあります。「お父さん、お母さんの子どもでよかったと思っていますか」ズバリ聞くこともあります。

「私は父を、母を許していません」と応えるお母さんが結構いるのです。

 実は、この問題は施設に預けられた子どもにとって、一番大きな問題でもあります。

 いずれ、どこかでこの問題は考えてみたいと思っています。


「それから自分のことを大切に思ってくれる知人を求めることです。それがカウンセラーなのか、地域子育て支援センターのスタッフなのか、保育園の園長なのか、あるいはもっと別の機関の治療者なのかはわかりませんが、ういう人と出会うことが大切です。そういう問題に精通している専門家はその人を理解して受容してくれます。

 自分に歩み寄ってくれる人がいなければ、また過去にそういう人がいなかった、なかなか子どもに歩みよれないのです。だからまずその人に歩み寄ってくれる人が必要です。地域子育て支援センターなどのスタッフたちに歩み寄る力があるかどうかです。」


 ではどうしたらよいのでしょうか。その応えがこの段落に示されています。

 でもこれだけでは解決できない場合も多いのではないかという気がしています。

 大切なことは、お母さんが心を開く勇気を出すことかもしれませんね。


 続きは次回に。お付き合いありがとうございます。

関連記事
コメント
非公開コメント