育(そだてる) 18 - かわいがり子育て

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育(そだてる) 18

1 お母さんの愛が、子どもの無限の可能性を伸ばす
  これだけは知っておきたい「お母さんの心得」
                ソニー・ファウンダー 最高相談役 井深 大
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 * お母さんの心得 ⑰
 子育てに、見返りを求めない
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 過熱するいっぽうの進学競争や、塾の隆盛ぶりはとかく批判を浴びていますが、幼児教育もご多分にもれず、あい変わらず英オ教育だの進学教育だのの用意周到なスタートくらいにしか考えていない人びとが少なくないようです。

 私が口を酸っぱくして言い続けてきていることは幼児教育とは、よい人間、能力をもった人間をつくる基礎の教育であり、けっしていわゆる名門校への進学教育ではないことは明白なのに、なおもこうした批判や議論が絶えないのは、現に幼児教育に熱心になる親心のどこかに、やはり名門校から一流企業へという人生の″予約切符″を、子どもに手に入れさせようとする考え方が根強く巣くっているからではないでしょうか。

 こんなことをいうと、世の親御さんたちは、「しかし、そうすることが子どもの身のためであるかぎり、子どものためを考える親としてはしかたのないことだ」とおっしゃるかもしれません。
 ここで私がつねに気になるのは「子どものため」という言葉です。昔風にいえば、子どもの立身出世を喜ばない規はいないでしょうが、そのためのレールを一生懸命敷こうとするのは、ほんとうに「子どものためだけなのでしょうか。ときによると、この「子どもため」には、複雑な親の期待が織りこめられていて、果たせなかった親の夢の代理実現のにおいがしなくもないことが、気にかかるのです。
 極端にいえば、子どもを成功させて、その恩恵で 親が老後を豊かに暮らしたい、そんな気持ちがどこかにうごめいていないかということです。私はここで何も古くさい道義観や無欲の献身をすすめようというわけではありません。子どもを成功させようという計画が、親の目論見に反してかえって成功しにくいということを申しあげたいのです。

 子どもを成功させてその恩恵をこうむりたいと考える親の多くは、たいていある種の固定的な「成功」のイメージをもっています。もっとも陳腐なものが、名門校から一流企業への″予約切符″ということでしょうが、ほんとの成功とは、その″予約切符″を手に入れることで無条件に我が手にころがりこんでくるほど、たやすいものではないということです。

 言いかえれば、ほんとうの成功、ほんとうに親がゆくゆく楽をできる子どもの成長というものは、親のイメージでなく、子ども自身のイメージで勝ち取らせるものだと思うのです。子どもが自発的にどんな分野であれ実力をつけていけるような下地をつくってやるそのことに生きがいを感じるほど、親としてすばらしい生き方はないのではないでしょうか

 子どもがりっぱに育って得られる恩恵とは、その結果として自然にもたらされるものであり、最初から狙ったのでは、かえって子どもの可能性をつみとってしまうことにもなりかねないのです。
やってきませんでした。
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 今日のお話はいかがですか。「子育てに、見返りを求めない」というテーマとお話の内容が微妙にズレているような印象を私は受けています。「ほんとうの成功、ほんとうに親がゆくゆく楽をできる子どもの成長というもの」とは、どんなイメージなのでしょう。親が楽をできる状況とはどんな状況なのでしょう。
 私自身、子どもが育ち、孫も大きくなってきている今、子育てから得ている恩恵は何だろうと改めて考えてみています。私は残念ながら、井深さんの言うところの幼児教育を意識してやってきませんでした。長男は、高校時代成績は最下位に近く、卒業時に進学したいと言った際、担任からいける大学はないと言われ一浪し入学後も留年するなど散々でした。それでも、先輩に恵まれたのか何を考えたのか大学院に進み修士課程を修了、その時の指導教官の勧めで勤めながら博士課程への通学を認めてくれる企業に就職、学位も取り現在はその企業の研究所で仕事をしています。道を挟んだすぐ近くに生活をしていますが、三人の子ども(孫)にも恵まれ、家族仲良く生活しています。彼らのことについて、何も心配することはありません。ありがたいことだと思っています。
 子どもは、「私たち夫婦の子どもだけれど、私たちだけの子どもではない。社会からお預かりして一人前にして社会にお返しするための子どもです」などと、子育て相談の際に、若いお母さんたちにこんなお話をしていたことを思い出しています。
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