育(そだてる) 22 - かわいがり子育て

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育(そだてる) 22

2 赤ちゃんは話がっている
    赤ちゃんとの話し方
                  埼玉大学教授 志村洋子
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 * お母さんがん他人との会話に神経質になると、
     赤ちゃんにもにも伝わります
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 赤ちゃんは、 いつまでも親とのかかわりだけで生活していくわけではありません。成長するにしたがっていろんな人たちとのかかわりの中で生活することになります。そこで親としては、ほかの人たちとのかかわりあいの場を、赤ちゃんのときからつくってあげることがだいじです。

 ただ七、八カ月ぐらいになると、知らない人の顔を見て泣きだすなど、人見知りを始めます。人見知りはどの赤ちゃんにもあって、心配することはありません。結局、これは自分の親といったかかわりあいの強い存在と、それだけ絆が深まったというあかしでもあるのです。ですから人見知りを始めたら、親としては素直に喜んでいいのです。

 人見知りの時期に赤ちゃんが知らない人を見て泣くのは、どうにもしかたがないことだと思います。
 また、世の中の子どもを泣かしやすいタイプの人もいますし、動物と同じで、あまり顔を近づけたり、目と目を長いこと見かわされると、おびえて泣きます。
 あまり泣くようなときには、その人のほうに赤ちゃんを向けないようにだっこするとか、相手には失礼になるかもしれませんが「こわくないのよ。泣かないでね」とか「どうしたの、だいじょうぶよ」とやさしく声をかけてあやすしかありません。

 人見知りして泣いたきには、相手の方に「ごめんなさい。今人見知りする時期なんですよ」とでも言えば、それほどイヤがられないものです。
 また人見知りというわけではないのですが、「お母さんが嫌いな人」に対しても泣く場合があります。というのは、赤ちゃんはたいへん敏感で、お母さんが置かれている状況をつぶさにのみこんでしまうところがあり、緊張でお母さんの顔の表情がこわばったり声の調子がいつもと違うとそれを感じて泣くことがあるのです。
 お母さんが、他人にあまり神経質すぎないようにしてほしいものです。

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 今日のお話は、人見知りともう一つお母さんの心理状況の赤ちゃんへの影響についてですね。1歳半健診のフォローアップの子育て教室に毎月お邪魔していますが、2歳近くなっても人見知りをするお子さんは結構多い気がします。人見知りというより、知らない場見知りかもしれませんが。それでも、月に一度の教室です3か月で終了ですが、3回目で泣いたままお母さんにまとわりついたままのお子さんはおりません。このような状況を見ていますと、志村先生のおっしゃるお母さんの心理状況の影響も大きいと感じます。
 第一回の教室で、お母さんに抱っこしたまま泣き続けるお子さんの場合、お母さんが「今日も、きっと嫌がって泣くに違いない」「やっぱりそうだ、この子は知らない場所へ来ると必ずそうなる」「相変わらず、人見知りもするし」というようなお話が出てきます。これに対して、「良かった。〇〇さんはお母さんが大好きなんだね。それにとってもセンシティブで、用心深いから、知らない人について行ってしまうことなどないだろうし、迷子にもきっとならないよね」などとお話します。お母さんも、自分のお子さんだけではなくて、教室に参加した他所のお子さんも、同じようにお母さんから離れられなかったり、帰りたがって泣くお子さんを見て、少しホッとするのか時間の終わりころには表情が緩んできます。2回目になると、時間の途中からお母さんから離れて遊びだしたり、教室のスタッフとやり取りができるようになってきます。
 人見知りにしろ、お母さんの後追いにしろ、あるいは場見知りにしろ多くの先人が指摘している通り、時機がくれば解決するものだと思います。神経質になりすぎず子育てをしていただきたいですね。
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