「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読む 28 - かわいがり子育て

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「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読む 28

 4章 もし親が人とつき合うのが苦手だったら (続き) 

 子育てはどんな仕事よりも価値が高く大きい

子どもを育てることはとても価値が高いから、自分の子どもだけでなくよその子どもも育てる社会の子どもを育てる、そういうことに直接的、間接的にみんな努力をすることが大切です。次の世代を大切にする営みは他の何よりも価値の高い大きな仕事です。」


 理屈としてはそのとおりで、誰も反論はしないでしょう。私のお師匠さんのお一人、野田俊作先生もアドラー心理学に基づく子育て講座の冒頭で、子育てに勝る大切な仕事はないと力説されました。

 しかし一方で子育てが大変な時代になっていることも間違いない事実です。

 保育園の相談に伺うと未満児(3年保育より早く入園する幼児)の入園希望が増えています。時には、核家族で地域からも孤立し、両親どちらかの実家の支援も受けられない心理的母子家庭となっているお母さんには、未満児であっても保育園に出すことを勧めざるを得ない場合もあるのです。

 お母さん自身に心のゆとりが持てて、子育てがいかに尊く価値ある仕事かが実感できるように思います。

 

「自然環境を守るのも、次の世代のためなのです。自分の時代を自分のために生きやすくするのは第二、第三の問題です。次の世代がよりよく生きられるために行動するのがもっとも価値の高いことです。だから自然を残そう、美しい空気を残そう、子どもを健全に産み育てようということになってくるのです。

 そうことに反するような行為は、今は一見便利なように見えても、マイナスの価値さえ持っているかもしれません。」

「今から十年ほど前のことです。わたしはデンマークのホテルで驚いたことがあります。毎日洗ってほしいタオルはバスタブの中に入れておくようにして、少ししか使っていないタオルや、客が洗う必要がないと思うタオルは所定のところにかけておくようになっているのです。そうして、余計な洗濯をしないようにしているのです。むしろこういう思想を持ってサービスしているホテルのほうが私には快適に思えます。」


 この二つの段落はその通りだと思います。


「だんだん子どもを健全に育てることの価値をみんながより大きく感じ始めてくれているのかなと思ったりしますね。私たちの出す小さな出版物にでも反応してくれる人が次第に増えているような気がします。」


 もし、佐々木先生のおっしゃる通りならこのつたないブログは必要ないのかもしれません。しかし、私の周囲の人たちで子育てにかかわっている皆さん、とりわけお母さんや保育士さんとお話をしていますと、それほど楽観的には思えない気がします。

 皆様のお考えをお聞かせいただければと願っています。

 次節からはまた違った切り口でのお話しになります。お付き合いありがとうございます。

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コメント
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No title

なにかと便利な時代になりましたが、子育てしづらい状況でもありますよね。
我が家は築4年ほどのマンション住まいですが、管理組合から出された張り紙には、子どもをうるさくさせないようにとの要望が書かれており、もっと築年数のあるマンションなどでは、親御さんたちがよけいに肩身の狭い思いをされているのではないかと想像しています。
コロナの件で皆ストレスがたまっていそうですし、子どもがらみの新たなトラブルがなければいいのですが・・・・

2020-05-28 20:28 │ from utokyo318URL

No title

コメントありがとうございます。
子育てしづらい状況、ご指摘のとおりですね。
何とか、私たちでできることがないかと考えるのですが・・・・。
コロナウィルスの影響で、新しい生活様式に代わっていくのか、人とのつながりがどうなっていくのか、気がかりなこともある気がします。
穏やかな生活が送れるようになって欲しいと願うばかりです。

2020-05-29 22:18 │ from コハルの爺URL