育(そだてる) 88 - かわいがり子育て

かわいがり子育て ホーム »  » 育(そだてる) » 育(そだてる) 88

育(そだてる) 88

7 お腹の赤ちゃんとおしゃべりしていますか
      -“胎談”のコミュニケーションで赤ちゃんはどう変わるか
                                                                               大阪胎教センター主宰 森本義晴
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 * マタニティーブルーも胎談で無縁に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 お腹の赤ちゃんのためにたいへんよい効果を上げている胎談ですが、じつはそれを行なうお母さんにもたいへんよい影響を与えます妊娠した女性はとっても不安なものです。その不安が高じてノイローゼ気味になる人も少なくありません。いわゆるマタニティーブルーと呼ばれるものです。
 その原因は、出産を控えたお母さんを取り巻く、さまざまな不安やプレッシャーです。たとえば赤ちゃんが無事に育つかどうかという心配、漠然とした出産に対する恐怖、お姑さんとの関係、経済的な問題、まわりの環境からくるストレスなどが、妊娠中のお母さんの精神状態を圧迫します。
 そういう妊娠における不安が、胎談によって取り除かれたというお母さんもけっして少なくありません。胎談をすることによってお母さんの不安な気持ちがいやされて、健康な精神状態を回復できるからでしよう。

 また胎談という行為そのものも、お母さんによい影響を及ぼしますお母さんがお腹の赤ちゃんとコミュニケーションをとるためには、まず始めるまえの準備として母親自身の神経が安定していなければなりません意識して心身をリラックスさせるのですが、それが、お母さんの心と体にとってたいへんよい習慣となるはずです。

 お母さんの精神状態が不安定だとお腹の赤ちゃんが胎談に対して反応しにくい状況になります。それはたとえばお母さんが興奮していて、交感神経系が活発に働いているとき、お腹の赤ちゃんも緊張して動きにくくなるためです。
 お母さんが興奮すると、子宮が激しく収縮し、お腹の赤ちゃんを圧迫しますから、赤ちゃんはすぐに危機感を持ちます。
 反対にお母さんの精神が安定しているとお腹の赤ちゃんも反応じやすくなりますこの赤ちゃんの反応はお母さんにとっては喜びと満足感を与えます

 ここに、ある女性の事例があります。私の病院で不妊治療を受けていた人で、体外受精で妊娠した方
す。たいへん赤ちゃんが欲しかった女性だけに、「妊娠しました。ところが心身症になってしまいました
というのです。とにかく夜中になると不安で不安でたまらないという不安神経症です。私はその女性に胎
談を勧めました
 数週間後、彼女は赤ちゃんに話しかけをすることによって、不安感がかなり解消されたと喜んで報告に
来ました。

 妊娠している女性を取り巻く現代社会は、たいへんせかせかしています。そういう忙しいリズムをちょっと一段落させて言葉を選んでゆっくりとした口調でお腹の赤ちゃんに話しかけるということは、お母さん自身も落ち着きます。心身が落ち着くと副交感神経系が活発になり、自分の内側を見ることができます。これを内観といいますが、そういう状態に精神を持っていくと自己治癒力が高まるといわれています。

 また心をこめて話すことは赤ちゃんに対する愛情を一つ一つの言葉の中にこめることです。自分自身が赤ちゃんを愛していると言うことをお母さんは認識し、その愛情のこもった言葉を繰り返しいうことによってさらに再認識していきます。「私は赤ちゃんが好きなんだ」という自己催眠的な要素もあります。
 さらに赤ちゃんからの反応があれば、「赤ちゃんも私が好きなんだいうことを認識し、精神的な充実感は増幅されていきます

     *********
 今日のお話は、何となく納得できる気がします。胎談という行為をするためにお母さん自身が、精神を安定させる必要があることを理解し、そのための作業をするとすればそのこと自体が、お母さんにとってとても好ましいことです。心が落ち着けば、胎児の動きについても感受性が高まるでしょうし、お腹の赤ちゃんに心をこめてお話することは、この項の終わりの段落で森本先生のおっしゃるような効果は期待できると考えてよいと思います。胎談がお母さんにとってプラスの働きをするということは間違いないことだろうと、私も思います。

関連記事
コメント
非公開コメント

トラックバック

https://weareok.blog.fc2.com/tb.php/661-7953f559