新「育児の原理」あたたかい心を育てる 15 - かわいがり子育て

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新「育児の原理」あたたかい心を育てる 15

 第一章 幼児の心の発達と体の成長

 * 個人差が大きい三歳児
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 外遊びが盛んになったり、幼稚園に通い始めるなどすると、
母親のほうも同じ年齢の子どもに接する機会が多くなります
そして、無意識のうちに、子どもを他の子どもたちと比較していることでしょう。
そんなとき少々遅れているように見えても、けっしてあせることはありません
おませさんがいたり、赤ちゃんぽい子がいたり、
三歳児は個人差が大きいのです。
見かけの体格もさることながら、
集団生活に入った子どものいちばん気になるところは言葉ではないでしょうか。

 三歳は赤ちゃん言葉からそろそろ卒業する時期でしょう。
発音もかなり正確にできるようになります。
もちろんこれにも個人差がありますから、あわてることはありませんが、
もし気になるようだったら
三歳児をとりまく家族が、正しい発音、正しい言葉づかいをしてください。
「あなたは言葉がへたなのよ、だから」といって子どもに反復練習をさせると、
自分はダメなのかと思わせてしまい、劣等感を持ちやすくなるので、
特別に障害をお持ちのお子さんは別として、
子どもには意識させないように直さなければなりません。

 まちがった発音や言葉づかいに気づいても、
すぐそのときに訂正させるのはやめて、
親が日常的に正しい発音、言葉づかいを聞かせるようにしていくと、
いつの日にか正確な話し言葉を身につけるようになります。
テレビの好きな子どもは、テレビから一方的に出てくる言葉を聞くだけですので、
それで覚えるのは刺激的な言葉ばかりで、
話し言葉をきちんと覚えるということはまずありません。
地域社会の言葉は、家族から、ことに両親の影響を強く受けて育ちます。

 正しい発音を聞かせると同時に
ワンワン」「ニャンニャンなどの赤ちゃん単語からも卒業するよう
イヌ」「ネコと教えればいいと思います。
子どもは「ワンワン」と言っても、
お母さんが「そうね、かわいいイヌね」と語りかけていくと、
いつとはしれずに子どもも「イヌ」と言うようになります。

 しばらく赤ちゃん言葉から抜けられないでいると、
友達に笑われたりして友達遊びをいやがることがあるかもしれません。
そのようなとき、劣等感が残らないよう
お母さんの勇気づけが心も体も丈夫にする働きをするでしょう。

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 今日のお話は、同年齢の子どもと接する機会が増えてくる三歳児について、つい他の子どもと比較しがちになるお母さんについてのお話です。子育て教室に参加させていただくと、他の子と比較してしまうのは、三歳児を持つお母さんだけではありませんね。乳幼児健診は集団で行われることが多いので、今日お話の言葉についても、一歳半健診に参加したお母さんの中では、かなりそのころから言葉の遅れについて気にしだします。私がお邪魔している子育て教室に参加されるお子さんも、言葉の問題を抱えているお子さんがいて、お母さんは、健診の際まわりの子どもがお話しているのに、うちの子は言葉が遅れていて心配だとお話されています。そういう場合、今日の内藤先生のお話のように、無理やり言葉を言わせようとしたり、言い直しをさせたりしないようにお話をします。楽しくお話することを大切にしてもらうことと、よく聞いてあげることもお願いしています。これが三歳児となれば、お母さんの対応によっては、劣等感にもつながるでしょうから、心したい問題ですね。
 週末です。思わぬ早い時期に梅雨明け宣言が出たのに、このところの天候はまさに梅雨そのものです。猛暑日が続いた後なので、多少しのぎやすくて助かりますが、天気予報では九州地方に線状降水帯発生の恐れと出ています。降雨災害がないことを祈りたいと思います。良い週末になりますよう。今週もお出かけいただきありがとうございます。

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