新「育児の原理」あたたかい心を育てる 43 - かわいがり子育て

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新「育児の原理」あたたかい心を育てる 43

 第二章 幼児のしつけ

 * 三歳前後から子どもの目に訴えるしつけを
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 幼児後期の、三歳前後から小学校にあがるころまでの時期は、
脳や体の成長の、もっともいちじるしいときです。
子どもは、お母さん中心の生活から、子どもの集団の生活へと、
外の世界へ一歩踏み出すことになり行動範囲が広がります。
また、心身の発育は、
お母さんにこれまでとは違う対応の仕方を求めてくることになります。

 人間の脳には百四十億の脳神経細胞があって、
それから出る繊維や、多数の樹状突起のお互いのつながりの接合点は
前にも述べたとおり百兆にも及ぶといわれています。
このつながりができてはじめて脳は働くわけですが、
脳細胞間の結びつきを多くするか否かは、幼児期に決定します。
そして、子どもにとってもっとも望ましい脳神経繊維のつながりを
作っていくのが育児であり、しつけや教育なのです。

 三歳をすぎると、子どもは、時に母親から離れ、
一定の距離をおいて母親をながめる時期になります。
しかも、運動神経が末端の筋肉まで伸びてきて、
それを動かせるように発達し、
思いのままとはいかないまでも、
かなり自由に動き回ることができるので、
二歳のときに心に内蔵していた反抗心の芽が、行動となって出てきます

 三歳前後からのしつけは、お母さんが命令するのではなく、
「子どもの目に訴えるしつけ」をしてほしいものです。
子どもはいつも、親の生活態度や習慣を見ています。
言葉による育児をしなくても、お母さんの態度を見て
これは許される、これは許されないと子どもは学んでいるのです。
子どもの目にふれることが学習であるなら、お母さんは意識的に
子どもの手本となるような生活態度を心がければよいわけです。

「どうして」「なぜ」などの質問を始めるのも、
三歳からだといえます。

「なんでもやりたい」という意欲も出てきて
お母さんの手伝いをしたがります
これらは、「自我の芽」「思考の芽」が
たくましく出てきたことを意味します。
周囲のできごとには因果関係があり、
ものにはしくみがあるということを、
おぼろげながらもわかり始めてくるのです。

 また、体の動きも活発になっていきます。
もう片時もじっとしていません
昨日までできなかったことが今日はできるようになり、
新しく覚えたことをためしてみたくなります。
はたで見ていると、はらはらのしどおし
「やめなさい」と言いたくなるのですが
子どもは体の動かし方、手足の使い方を訓練しているのです。
多少危ないように親には思えても
子どものやりたがることはやらせて、子どもにチャンスを与えること。
大きな目で見守ってほしいと思います。

     *********
 週明けです。今週もよろしくお付き合いお願いします。今日のお話は、三歳前後からのしつけについてのお母さんの心構えのお話です。この時期から脳や体がもっともいちじるしく成長するんですね。しつけの役割として、「やって良いこと(=許される、誉められること)」「やってはいけないこと(=許されない、しかられること)」の区別がつけられるようにする(なる)ことがあげられます。その区別は、内藤先生によると子どもは大人の、生活態度や習慣を見て学んでいるということです。言行不一致では子どものしつけは出来ないということです。心したいです。また、行動力の面でも、はらはらすることが増え、つい、禁止したり制止したくなりますが、よほどの危険がない限り見守る勇気も必要になりますね。子どもの成長発達にとって大切な時期であることを自覚して育児をしていきたいと思います。

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