新「育児の原理」あたたかい心を育てる 44 - かわいがり子育て

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新「育児の原理」あたたかい心を育てる 44

 第二章 幼児のしつけ

 * 三歳になったら気をつけたいこと
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 自分の劣っているところを指摘されて発奮する子どももいるでしょうが、
三歳くらいになった子どもは
たとえ自分が同年齢の友達に比べて下手だとわかっていても、
比較されてそれを指摘されるのをいやがります
お母さんは、競争心をあおってがんばってもらおうというのでしょうが、
もう子どもにとっては辛いことです。
そういうことが、どんなに子どものプライドを傷つけているか
神経質な子どもですと、
自分の母親は、自分よりよその子どもをかわいく思っているのではないか、
などと悩みはじめてしまいます。

 子どもは、親が思っているよりよほど敏感に反応し、
世の中でもっとも頼りにし、
自分を受け入れてもらっていると信じているお母さんに言われると
自信をなくして引っ込み思案的になったり、
他の子どもたちの中で気後れをしがちになるでしょう。
そのうえ、いちばん大切な親子の信頼関係に障りが出てくることでしょう。

 子どもというものは、どんなにいたらない親でも、
自分のことをいちばん大切に思っていると信じています。
よその子と比較して心配になったときには、
比較される子どもの気持ちを考えていただきたいのです。
お母さんも、お父さんがお隣の奥さんをとてもほめるのを聞かれたら、
どんな気持ちになるでしょうか。

 自分の大事なお母さんが、自分を評価しないで
自分のライバルであるよその子をほめることは、
ひじょうに寂しいことなのです。
寂しい思いをしたくないばかりに、ウソをつくことも覚えるようにもなります。

 ウソをつきはじめると、またそのことで
子どものしかられる回数は増えていきます
ウソをつきはじめた子どもは、それだけ知恵が進んだといえるわけですから、
最初のウソは大らかな気持ちで聞き流してやりましょう。
ウソを子どもが言ったということより、
どうして子どもがウソを言うようになったかを、
お母さんには反省してほしいと思います

 しかり方はどうですか
取りつくしまもないような冷たい態度ではなか
下手なしかり方をすると悪循環を起こして、
とり返しのつかなくなることもあることを知っておいてほしいと思います。

 いつもいつも冷静でいてほしいというわけではありませんが、
時には、しかられる子どもの立場になれるお母さんであってほしい
と思うのです。
よその子と比較したくなったら、
ご自分が夫からよその奥さんと比較されて
文句を言われたらどんな気持ちになるか、
ちょっと想像してみてはいかがでしょう。

 ご自分を反省し、子どもの立場に立って考えられるお母さんなら、
そうそうしかる場面はないと思います。
いつもいつもしかっていると、本当にしかってしつけなければならないときに、
その効果をなくしてしまうことになりかねません。

 私が見るところでは、お母さんの怒りの気持ちの捨て場にしてしまって、
しかっていることが多いと思えます。
「ちょっと待て、三秒待てば手はあげない」といいたいのです。
感情にかられてしかられた子どもは不運です。
お母さんがしかればしかるほど、
しかりたくなるような子どもに育っていくのです

     *********
 今日のお話は、子育ての基本になる大切なことがらがたくさん述べられています。どうして、お母さんは自分のお子さんをよその子と比較したくなるのでしょう。初めての子育てで子どもが成長・発達するということがどういうことかわからないときには、自分の子育てが間違っていないのか不安になってしまって、何か目安になるものが欲しくなります。そういう意味では、お母さんの気持ちがわからないのではありませんが、長い間、子育て相談をしていますと、子育てに不安を感じやすいお母さんは、自己肯定感が低い印象を受けます。ご自分に自信がないのです。ご自分がよそのお母さんと比較されているのではないかと感じていることも多いようです。ご自分に自信をもって、自分のお子さんを信じて大らかに子育てをしていただきたいと思います。
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