「語りかけ」育児 17 - かわいがり子育て

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「語りかけ」育児 17

 9か月から1歳までの 1日30分間 語りかけ育児 (続)
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◆ 親子のふれあい遊びを続けましょう
 以前から続けていたことばと動作が一体になった遊びが、ここで大いに役に立ちます。この3か月の間も、ずっと続けてください。
 以前は、赤ちゃんが気づくのはあなたの話のおおまかな輪郭と調子だけでしたが、何度もくり返していると、ことばの意味がわかるようになります。
 赤ちゃんは物やできごとの意味を知り、それに関係あることばがわかってきます。たとえば「たかい、たかい」ということばを、抱き上げられる動きと結びつけます
 ふたりで同じものに注意を向け、同じことを期待して待つということが何回もくり返し出てくる遊びは、同じものに注意を集中させるためのすばらしい方法です
 遊びはことばと意味の結びつけに役立ちます

 この時期そういう遊びをするとき、赤ちゃんは一人前の相手になります。初めはおとなが主導して順番を決めるとしても、何回か経験すれば赤ちゃんはすぐに対等に参加できるようになります。赤ちゃんは声を出す前に、次はお母さんの番よというように間をとっているはずです。あなたがしゃべると、赤ちゃんが黙り、あなたが黙ると赤ちゃんがまた声を出すように注意を払ってください。赤ちゃんは会話の基本的なルールを学んでいるのです
 遊びはなるべく同じ方法でやりますが、ところどころでは変化をつけましょう。変化のつけ方は「遊び」のページで説明してあります。間違えたふりをしたり、ルールを変えたり、待ちかまえているときにわざと長めの時間をとったりします。

◆ 音を返すことを続けましょう
 これはこの時期には、とても大切なことです。赤ちゃんの出す音は、ついにまわりで話されている母国語の音と同じになろうとしています。
 赤ちゃんは何千ということばを聞いては、そのことばがどんな音で成り立っているのかを覚える大仕事にとりかかっています。音をまねて返すのは、赤ちゃんがくちびるや舌をどう動かすとどんな音が出てくるのかを理解しやすくし、自分が出す音とまわりの人が出す音とを楽に比べられるようにするためです
 そのためにも、音をくり返してあげるのがいちばん役立ちます
 音による会話を続けましょう

◆ 遊びの音を聞かせ続けましょう
 車を走らせるときに「ブルンブルン」と言うとか、掃除しながら「スイースイ」と言ったりするのは、この時期にはとても役立ちます
 こういう遊びの音は赤ちゃんに、声を聞くのは楽しいというメッセージを伝え、声を聞く態勢をつくらせます

    ショーンは8か月になってもほとんど口をきかないため、私のところに連れて
   こられました。極端におとなしい赤ちゃんで、お母さんにもまわりの人にも何か
   をせがむこともありませんでした。音を出すこともあまりなく、コミュニケーシ
   ョンにも別段興味がなさそうでした。出す音は母音だけで、いくつか音節がある
   ような5か月児ぐらいのレベルでした。
    私たちは「語りかけ育児」をすすめ、お母さんにいろいろな音を言って聞かせ
   ると同時に、ショーンの出す音に応じてあげるようにお話ししました
    2か月でショーンはどの点でも、年齢相当になっていました

 この3か月間の終わりまでに、赤ちゃんは周囲で話されている言語の中のすべての音を聞き分けられるようになります。そのことができるようになるためにも、遊びの音は大いに役立ちます赤ちゃんは違う音が次々に連続して流れていくようなことばよりは、ひとつかふたつの音であるほうが注意を集中して聞けるのです
 あれこれ工夫をこらしてください。おもちゃを落としたときに使える「遊びの音」が、どんなにたくさんあるか、考えてみるだけでちょっとびっくりです。「バン」「ドスン」「ガッチャン」「アーア」などなど。ちょっと変わった音もどんどん使いましょう。「ドンドコドン」「オーオーオー」などです。
「ブルンブルン」とか「スイースイ」などの音遊びは聞くことを楽しくします

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 今日のお話は、この時期にはことばの意味がわかるようになってくるということです。そのために、たとえば「たかい、たかい」という声かけと、抱き上げる動作(ふれあい遊び)をつづけることで「たかい、たかい」ということばが抱き上げられる動作と結びつくということです。言われてみればそのとおりですね。それを毎日の「語りかけ育児」の中で、続けることの大切です。
さらに、赤ちゃんの出す音が母国語の音と同じになってくるといいます。そのために、赤ちゃんの出す音をまねて返すことをくり返してあげることの大切さが話されています。
この時期の終わりまでに話されている言葉の中の音を聞き分けられるようになってくるというお話です。このことに役立つことに、遊びの音を聞かせ続けることがお話されています。いろいろな行動や現象に言葉でいろいろな音を言って聞かせるということです。しかも一つか二つの少ない音が注意を集中して聞けるということです。
 どれも続けることの大切が強調されています。

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