「語りかけ」育児 19 - かわいがり子育て

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「語りかけ」育児 19

 9か月から1歳までの 1日30分間 語りかけ育児 (続)
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◆ 話し方
 これまで、赤ちゃんの注意を向ける力や、意識の目覚めや気持ちの通い合いを助けるような話し方をしてきました
 その話し方が今度は、ことばを理解していく上で決定的に大切になります
 9か月から満1歳というこの時期は、言語発達にとってとても重要な時期です

◇ 文は短く簡単なものにします
 この時期には短い文を使うことがとても大切です。理由はいろいろあります。
 まず短い文のほうが、ずっと簡単に意味がわかるからです
 「ワンちゃんがいる」と聞けば、何のことかすぐわかりますが、「イヌとネコがちょうど道を横切ったところよ」と言われても、すぐにはわかりません。
 次に、赤ちゃんはどの音がどの単語に含まれているのかわからなければなりませんが、これは大仕事です短い文のほうが音のつながり(単語)を聞き取りやすいのは言うまでもありません。こうやってだんだんにことばを覚えて言えるようになっていきます。

 どんな場合でも、おとなの話しかけは赤ちゃんの言語理解のレベルと合っていなければなりません。「語りかけ育児」の大切な原則です
 この時期の赤ちゃんは1語の理解レベルですから、大切なことばひとつがはいつた短い文で話しかけましょう。たとえば「ネコちゃんだね」とか「ボールよ」です。この段階になっても赤ちゃんの注意集中時間は短いので、短い文のほうがいいのです
単語でなく文を言いましよう

 言い回しは簡単に、でも文法的にきちんと正しくします。「ワンちゃんが机の上にいるわ」ならいいのですが、「ワンちゃん、机」はよくありません。文法的に正しい話し方は、赤ちゃんの「言語獲得装置」(402ページ参照)を働かせるのに、とても大切な手助けなのです。お母さんがこの時期に簡潔な言い方をすればするほど、こどもの文の長さがどんどん長くなるという研究があります
 短い文の終わりに、ちょっと休みを入れて、赤ちゃんが取り込む時間を与えます。赤ちゃんは休みと体みの間の「ことばのまとまり(文)」に注意を向け、それからもっと小さな単位のひとつひとつの単語や音に注意を向けます。
 話題が変わるときには、いくらか長めの体みを取りましょう
 このころの赤ちゃんは、そういう体みのはいった話し方を好んで聞くことがわかっています。ここでも赤ちゃんは、何がいちばん役立つかを、ちゃんと知っているようです。
文と文の間に休みを入れます

 少しゆっくりした大きめの声で、いろいろな調子で話しましょう。この時期の赤ちゃんはこういう話し方に注意を集中しやすく、いろいろな調子やアクセントのつけ方が、文法をわかりやすくしてくれます。
「ママが来ましたよ」と言うときに、少し高めの声で初めの「マ」の音を強調して言ってあげると、この文で大事なのは「ママ」ということばだとわかります。(話し方を変にゆがめないように気をつけてください。自然な話し方をしましょう)
 物の名前をなるべく多く使うように気をつけます。「それ、そこにおいて」よりは「コップをテーブルに置きましょう」のほうがよいのです。
 短くてめりはりのきいた話し方は、赤ちゃんの注意を引きつけ意識を目覚めさせておくのに、とても効果があります

 くり返しも大切です。私たちはある単語を覚えて使えるようになるには、いろいろな文の中で何度もくり返し聞かなければなりません。外国語を習うときや、あるいはニュースで聞いたばかりの外国の首相の名前を思い出そうとするときのことを考えてみましょう。外国語のことばや、こみいった名前を言えるようになるためには、何度もくり返し聞かせてもらいたいと思うでしょう。わかることと、覚えることに大きな差があるのは、赤ちゃんにとっても同じことなのです。
 そのためには、ことばのくり返しのある遊びやわらべ歌はぴったりです。また短い文を使って何度も物の名前を入れて言うこともできます。たとえば「ワンちゃんがいる。かわいいワンちゃん。ワンちゃんおいで」というふうに。もちろんお風呂や着がえの時間も、大いに使えるでしょう。赤ちゃんにとって同じことばを何度も聞くのはとても楽しいことです。この月齢の赤ちゃんは、すでに知っている単語でも聞くのが大好きなのです。
赤ちゃんは同じことばを何度も聞く必要があります

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 今日は、話し方についてお話です。この時期は、言語発達にとってとても重要な時期ということですのでしっかり身につけたいですね。まずは短い文を使うことについてです。赤ちゃんの理解レベルが1語ということを踏まえ、大切なことばが一つはいった短い文で話しかけることだといいます。注意点は、文法的に正しいことと文と文の間に休みを入れること、少しゆっくりした大きめの声で、いろいろな調子で話しましょうとあります。さらに、ことばのくり返しのある遊びやわらべ歌や、短い文を使って何度も物の名前を入れて言うことも効果的のようです。赤ちゃんの注意を向ける力をどうやって助けるかの工夫が必要ということですね。

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