「語りかけ」育児 22 - かわいがり子育て

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「語りかけ」育児 22

 1歳から1歳3か月までの 1日30分間 語りかけ育児 (続)
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◆ 話し方
 この時期に私たちが手助けできることは、たくさんあります。赤ちゃんがことばをよくわかるようになるのも、ならないのも、私たちのやり方次第です

◇ 赤ちゃんの注意しているものに気づきましょう
 このことは、何度言っても言い足りないほど大切です。おとなと赤ちゃんが同じものに注意することができればできるほど、のちのち赤ちゃんのことばは豊かになり、文も複雑になることがわかっています。ふたつの場面を比較した研究があります。
①  おとなが選んだものや動きに赤ちゃんの注意を引きつけようとした場面
②  赤ちゃんの視線に合わせて、見ているものについて話した場面
 赤ちゃんは②の場面で話したことばのほうを、①の場面でのことばより、ずっとよくわかっていました。ことばの意味を理解する力は、このころとても伸びます。
 赤ちゃんの注意するものにおとなが合わせるとよい理由は、もうひとつあります。こどもがとても喜ぶからです。私たちおとなでも、大好きな人が自分と同じものに本当に興味を持ってくれれば、うれしいものです。
 あなたがずつと「語りかけ育児」をやってきていれば、こどもの注意に合わせるのは、ごく当たり前のことになっているはずです。あなたと赤ちゃんは一緒に遊んだ共通の思い出を持ち、ふたりにとって何が大切でおもしろいかを知っているはずです。
 これまでと同じように、赤ちゃんがおもしろいと思っているものについて話しましょう質問や指示は絶対してはいけません。これは今なおいちばん大切なことで、「語りかけ育児」の原則のひとつです。質問は赤ちゃんにとって答えを探すという重荷になりますし、指示に従おうかどうしょうかと悩まなければなりません。両方とも聞くことのじゃまになります。ことばを添えるだけにとどめておけば、赤ちゃんのやっていることをいちだんとおもしろくすることができるでしょう。
質問も指示も赤ちゃんにはじゃまなだけです

 赤ちゃんがそのとき何を思っているかわかればわかるほど、たくさん手助けができます。赤ちゃんがあるものに興味を持って、その名前を知りたいと思っているとき、「それはひよこよ」と言ってやったり、「ピヨピヨ」と音をつけてあげれば、赤ちゃんは喜ぶでしょう。積み木がくずれるときに「ぜ―んぶ落っこちた!」と言ったり、おもちゃの車がぶつかると「ガッシャーン」と言ったりします。何がぴったりかは、すぐわかるはずです。もう赤ちゃんはかなりコミユニケーション上手ですから。
 私はああしなさい、こうしなさいと言われてきたこどもをたくさん診てきましたが、こういうこども達は、私がなんとか正面から向かい合おうとしても、そっぽを向いてしまうのです。でも、私がこども達の注意しているものに合わせて、こどもが車をつかんだときに「ブルンブルン」と音をつけ、車の名前を言ったりしていると、こども達は30分もしないうちに、私のところへやつてくるようになります。こういうとき、私はいつもとてもうれしくなります。

◇ 聞くことを楽しめるように手助けしましょう
 おもちゃの中に音の出るものを取り入れ、静かな時間に聞く楽しさを味わえるようにします
音の出る絵本などで、どこから音が出てくるのかをできるだけ赤ちゃんに見せます。赤ちゃんが部屋中を動き回るときにも、物の音を聞かせることができるでしょう。窓を爪でこつこつたたいたり、指でブラインドの羽根を鳴らしてみたりします。
 わらべ歌や手遊び歌などは、お母さんの声を聞く楽しさがあるので、赤ちゃんは大好きです。赤ちゃんがあなたを見て、何かを始めてほしそうなときにやります
 かくれんぼや、「お手々パチパチ」といったかわりばんこの遊びも続けます。赤ちゃんはそういう遊びが大好きで、本当の会話が始まったときに役立ちます。
聞くことを楽しめるようにしましょう

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 今日は、話し方についてのお話です。その中で特に大切なこととして、赤ちゃんの注意しているものにおとなが気づいて合わせることが強調されています。そのことの効果についても研究成果があるといいます。赤ちゃんが見ているものについて話をしてあげることで、子どもが喜んでくれるということも意味あることです。その際の注意点としては、これも何度ものべられていますが、質問や指示は絶対してはいけないこともあげられています。さらには、赤ちゃんがその時に思ったり感じていることについて、言葉をかけたり、音をそえてあげることによってことばの発達がうながされるわけですね。
 もう一点は、聞くことが楽しいという感覚を育ててあげる手助けもしてあげたいということです。この点についてはいろいろ工夫が必要になりそうですが、お母さんも楽しみながらやれれば素敵だと思います。
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