「語りかけ」育児 46 - かわいがり子育て

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「語りかけ」育児 46

 3歳から4歳までの 1日30分間 語りかけ育児 (続)
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◆ 話し方
◆ こどもが注意しているものに気づきましよう
 こどもが注意を移せるようになっていても、「語りかけ育児」の時間は、いつでもこどもに主導権を持たせることが大切です。会話をするときも、「いま、ここ」について話すか、それとも未来や過去について話すかは、完全にこどもにまかせます。「ここ」や「いま」に関しての話題であれば無理に変えようとしないで、自然な流れの「実況放送」をしましよう。こどもがおもちゃをぐるぐる回していたら「あら、ぐるぐる回っている。押すと回るのね」といつたふうに言えばいいでしよう。

 くり返しますが、こどもに教え込もうとしないでください。ちょうど興味を持っていることについて聞かせてあげれば、こどもは非常に多くのことを学び取ります。こどもが色や数といった概念に興味を持ち始めたことも、こどもの本の選び方や会話でわかります。親が遊んであげたこどもは、早期教育を受けたこどもより、学校のテストでよい成績を取ることが明らかになっています
親がたくさん遊んであげたこどもは早期教育を受けたこどもより学校のテストでよい成績をとります

    3歳のベンは2語文か3語文しか話さないうえに、ことばがはっきりしないの
   で、クリニックに連れて来られました。お父さんはベンに教え込むのをなかなか
   やめられなくて、私とずいぶん議論になりました。
    3週間後、私はふたりがとても楽しく遊んでいるのを見ていました。ベンはい
   ろいろな形の大きな積み木を選んで、曲がりくねった道を作ろうとしていました。
   お父さんはベンのやっていることを見て「いい考えだ。四角い積み木は長四角の
   横にぴったり合うよ。丸いのは信号にちょうどいいね」とたまたま積み木の形の
   ことを言いました。形の名前がずっとめちゃくちゃだったベンですが、1時間も
   しないうちに正しい名前を覚えました。

◆ 聞くことを楽しみ続けるように気を配りましょう
 聞くことがすごく楽しいと思う経験をたくさんすることが大切です。こどもは音楽に合わせて歌ったり、踊ったり、手拍子を打ったりして楽しめるようになります。くり返しのある歌も大好きです。
音の出るおもちゃやわらべ歌は聞いて楽しいものです
 本を読んでもらう時間も、人の声を聞くというすばらしく楽しい経験になります。グループがつくれれば、「いす取リゲーム」のような、聞きながら遊ぶゲームも楽しめます。
 書くときにも楽しい音をつけてみます。円を描きながら「グルグル」、ジグザグなら「ジグザグ、ジグザグ」。水遊びや乗り物遊びの音も、まだ十分楽しめる年齢です。「シューシュー」と水が出て、「ザーザー」と流れていくのはおもしろいものです。

◆ 文の長さ
 もう文の長さについて考えなくてけっこうです。気楽にどんどんおしゃべりしましよう。こどもは、知らないことばがあったらその意味をたずね、もう一度言ってほしいときは、そう言えるようになっています。
 新しいと思うことばもどんどん使いましよう(こどもはいつだって学んでいるので、新しいかどうかはわかりませんが)。もうことばの知識が広がっているので、こどもの注意にそってさえいれば簡単に学習します。
 こどもにとって新しいと思われる単語は、いくつかの文の中で使ってみせると理解しやすくなると思います。「これはオランウータンよ。オランウータンはさるの仲間よ。オランウータンはとてもやさしい顔をしているわね」どいうふうです。
 こどもが吃音になりやすい時期でない限り、特別にゆっくりしゃべる必要もなく、声を大きくすることも、調子をつけることもありません。こどもはすっかりことばに慣れて興味を持ち、聞くことは楽しいと気づいています。
聞くことがまだまだ楽しめるようにしましよう

 まだ文法の間違いがあり、発音にも未熟な点はあるでしょうそのときはこどもの言ったことを、はっきりくり返してあげるとよいのです。それでも鉄則は絶対に忘れないでください自然な会話として返すこと、「そうね」で始めることです

◆ こどもの言ったことをふくらませてやりましよう
 たいていの場合、あなたはこのやり方を考えなくてもやれるようになっていることでしょう。これまでしてきたように、こどもが言ったことにもう少し情報を付け加えて会話をふくらませましよう。こどもが「はずむお城へ行ったね」と言ったら、「そうね、行ったね。そしてクマちゃんがころんで鼻をぶつけちゃったね。かわいそうなクマちゃん、ほんとうにドーンとぶつけちゃったね」というふうに付け加えてみます。
 質問の答えにも、もっといろいろ付け加えます(こどもの興味が続いているか気を配るのはもちろんです)。「どうして小鳥が小枝を運んでいるの?」と聞かれれば、巣づくりについて説明できます。こういう会話はこどものほうでどんどん進めるようになります。次から次へと質問をして、説明が十分でないと、はっきりわかるまで納得しません。

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 週明けです。今週もお出かけいただきありがとうございます。
 今日は話し方についてのお話です。どの時期を通じても心がけなければいけないこととこの時期になって変わってくることがお話されています。こどもが注意しているものに気づくことや聞くことが楽しいと思う経験をたくさんさせてあげることは変わっていませんね。それと、こどものことばの間違いに気づいたときの対応も、鉄則を忘れないように改めてお話されています。
 一方で、文の長さについて考えずに、どんどんおしゃべりができるようになったことや、新しいと思うことばも使えることなど、こどものことばの理解が進んできていることに驚かされます。「語りかけ育児」の時間が楽しく、会話の内容が膨らむようなそんな充実した時間にしたいと思います。

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