「語りかけ」育児 47 - かわいがり子育て

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「語りかけ」育児 47

 3歳から4歳までの 1日30分間 語りかけ育児 (続)
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◆ 遊びを豊かにしましよう
 探索遊びを助けるには、適当なおもちゃや遊び道具を用意していろいろな使い方を見せてあげるのがいちばんです。しばらく興味を持ってやっていた遊びに新しい材料を加えてやると、もっとおもしろくなります。たとえば書くためにはフェルトベン、絵を描くためにはスポンジなどです。絵の具に糊を加えれば違う質感になり、小枝やくしや歯ブラシを使うのもとてもおもしろいでしょう。
 プラスチック粘上を使って、いろいろな種類の型におしつけて、さまざまな形を作ってみるのも気に入るでしょう。また、木の皮や別の材料の上に紙をあてて上からクレヨンでこすり、すり写しを作る遊びもなかなか目新しく、楽しめると思います。雑誌から写真を切り抜いてスクラップブックを作ったり、ティッシュペーパーをちぎってくしゃくしゃにしたものを色紙に貼りつけてコラージュを作る方法なども教えてみてはどうでしょう
 このように、材料をそろえてあげることは本当に大切です
 適当な遊びの材料を与えるだけで、幼児期後半にさらに大きな発達が促されるという研究もあります

 さらにあなたが、いろいろな材料をどうやって使うのかやってみせ、うまく使えるよう手伝ってやると、その効果ははかり知れないものになります。ふたりで実験や創造的な遊びを大いに楽しめます。こどもにとっては一緒にやることを楽しめ、しかもたくさんのことばが聞けるすばらしい機会です。たとえば木肌をこするときには「破片」「はげやすい」「浮き出る」「突き出る」「浮き彫り」といったことばが使えます

 以前にもやったように、こどもがすでにできることを伸ばします。プラスチック粘上が扱えるようになったら、物を押しつけて型を取ってみます。はさみが上手に使えるようになれば、形を切り抜くことを教えます。
 こどもが作ったものに感心したり、ほめてやったりすれば、こどもは驚くほど自信をつけます。自分の絵が壁に掛けてあったり、工作が窓際に並べてあったりしたら、こどもはどんなにうれしいでしよう
 簡単な盤ゲームやカード遊びの相手をするのもいいでしょう。ほかの子と遊ぶ前に、おとながルールを説明しておけば大いに助かります。
 ごっこ遊びでもおとなは同じぐらい手助けしてやれます。古いスカートやくつを出してやれば衣装にできますし、大きな箱や筒を出してきて家や消防署やガレージに見立てることもできます。
 こどもにおもしろい体験をたくさんさせることも大切です。あとで再現してみて、それがどういうことなのか自分なりにわかってきます。
 前と同じように、あなたが遊びをふくらます提案をすれば、こどもは歓迎します。こどもが消防士のつもりになっていたら、ポールをすべり下りて消防車に乗りこんだり、ホースを巻いたりするのをやってみせます。お店やさんごっこでは、商品を店の裏に積み上げたり、商品を取ってきて棚に並べてみせます。
 あなたにどんなにすてきな考えがいっぱいあっても、遊びを乗っ取ってはいけません。こどもに主導権があるという鉄則を忘れないでくたさい。こどもの遊びに干渉しすぎる親は、こどもの成長を遅らせるという米国の研究もあります
遊びの主導権はいつもこどもにあります

 もし遊び仲間がいるなら、その子たちにも手助けしてやれます。遊びにちょうどいい空間をつくって、少なくとも30分間は遊べるようにします。箱や積み木といった材料をたくさん用意して、ボートや飛行機などを作れるようにすれば楽しめます。
 こどもたちで意見が分かれたら、間にはいってあげましょう。まだこどもたちはあまり上手に相談できません

◆ こどもに質問するときには
 この段階のこどもには、注意深く選んだ質問をしてやると、ものごとをよく考えて取り組む助けになります。パズルで悩んでいたら「逆さにしたらどうなるかな?」と一言ってやれますし、積み木をやっていたら「大きいほうをこの小さいほうの下に置いたらどうなるかやってみる?」と言います。
 たくさん質問しないことと、こどもが答えないときは、かわりにあなたが答えることを忘れないように
 同じ原則が生きています。答えさせるための質問はしないこと。こどもはことばの発達がどうであれ、あなたの考えていることをわかっていて、すぐに引っ込み思案になってしまいます

    先日ニコラスがお茶にやってきたときのことです。遊んでいるニコラスにちよ
   っと声をかけてみました。ふたりのおしゃべりがどんどんはずみ、ニコラスのす
   ばらしいことばの発達ぶりがわかりました。ニコラスのお母さんはびっくりして
   しまいました。いつもは知らないおとなに慣れるのにすごく時間がかかるので、
   恥ずかしがり屋だとばかり思っていたのです。
    私はごく簡単な秘密をお母さんに教えてあげました。いま起きていることにつ
   いて話すだけで、何も質問はしなかったのです。お母さんは親戚のあるお年寄り
   のことを思い出しました。いつも腕を組んで、じっと顔を見て「さて何かニュー
   スは?」と話を始める人でした。お母さんはそのとき自分がどう感じたかを思い
   出し、質問されるのがいやなわけをさとったのです。

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 今日の「遊びを豊かにしましょう」のお話は、内容がとても豊富ですね。30分の「語りかけ育児」の時間の中でお話されていることをすべてやろうというのは、とても無理なことだと思われます。子どもが興味・関心を向けているものをよく見て、それについてできることを工夫するというやり方が実際的なのではないかと思います。それにしても、お母さんがしっかり知恵をしぼらないといけない気がします。がんばりましょう。こどもに質問するときも、「ものごとをよく考えて取り組む助けになるように注意深く選んで質問したあげる」という工夫が必要のようです。これも、知恵をしぼらなければならないようですね。昨日のお話にもありました「親が遊んであげたこどもは、早期教育を受けたこどもより、学校のテストでよい成績を取ることが明らかになっています」というくだりを忘れずに楽しくがんばりたいと思います。
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